南紀エリア

本州最南端の潮岬がある串本町。トルコとの友好の原点

ホエールウォッチングが出来る。

世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』で有名な熊野古道

=㊲橋杭岩=

本州最南端・串本から大島に向かい、約850mの列を成して大小40余りの岩柱がそそり立っています。 海の浸食により岩の硬い部分だけが残り、あたかも橋の杭だけが立っているように見えるこの奇岩には、その昔、弘法大師と天の邪鬼が賭をして、一夜にして立てたという伝説も伝わっています。吉野熊野国立公園地域にあり、国の天然記念物に指定されています。

=㊳熊野古道=

熊野は、川や滝、巨岩に神が宿るとして崇める自然崇拝を起源とし、「よみがえりの地」として、人々の心を癒やす特別な地。 熊野詣は日本人の旅(巡礼)の起源ともいわれ、古人の想いを辿り歩くように、現在でも多くの人が訪れます。当時の平安衣装を身につつみノスタルジーに浸ってみては如何?

=㊴熊野那智大社=

熊野速玉大社・熊野本宮大社とともに熊野三山と呼ばれ、古来より多くの人々の信仰を集めた熊野那智大社は、那智山青岸渡寺とともに熊野信仰 の中心地として栄華を極め、今なお多くの参詣者が訪れています。 463段の石段を登り、標高約500メートルに位置する社殿は6棟からなり、夫須美神(ふすみのかみ)を御主神としてそれぞれに神様をおまつりして います。 夫須美神は伊弉冉尊(イザナミノミコト)ともいい万物の生成・育成を司るとされ、農林・水産・漁業の守護神、また縁結びの神様として崇められています。

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1

=㊵那智山青岸渡寺=

如意輪観世音菩薩を祀る青岸渡寺は、1,000日(3年間)の滝篭りをされた花山法皇が永延2年(988)に御幸され西国33ヶ所観音巡り1番札所として定めたとされ、全国より、多くの信者や参詣者が訪れます。 現在の本堂は天正18年(1590)に豊臣秀吉が再建したもので、桃山時代の特徴を色濃く残し、国の重要文化財に指定されています。

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山8

=㊶那智の滝=

和歌山県那智勝浦町那智山の山奥、大雲取山から流れ出る本流にいくつもの流れが重なり合い、ついには原生林を切り裂くように落下しているのがこの「那智の滝」です。 水柱は落差133m、銚子口の幅13m、滝壺の深さは10mの名瀑で、落差は日本一です。 銚子口の岩盤に3つの切れ目があって、三筋になって落下し始めるところから、「三筋の滝」ともよばれています。

=㊷熊野速玉大社=

熊野三山のひとつで、朱塗りの鮮やかな社殿です。速玉神(イザナギノミコト)を主祭神としています。 境内にそびえるご神木・なぎの木とともに、今も人々を癒す聖地です。神宝館には約1,200点にものぼる国宝を保管しています。

和歌山県新宮市新宮1

=㊸熊野本宮大社=

熊野三山の一つで熊野の奥地に鎮座する元神的存在。
かつて「熊野坐神社(神のいます場所)」と号されていました。桧皮葺で白木造りの社殿は、熊野三山の中でもとりわけ落ち着いた雰囲気を漂わせています。歩いて10分の所に日本一の大鳥居があります。

和歌山県田辺市本宮町本宮1110

=㊹花の窟(いわや)=

世界遺産「花の窟」は、720年(奈良時代)に記された『日本書記』の神代第一で「国うみの舞台」として登場する日本最古の神社です。祭神は、「イザナミノミコト」「カグツチノミコト」です。他の神社と異なり社殿がなく、ご神体が高さ45mの岩(窟)で、熊野三山や伊勢神宮成立前の太古の自然崇拝の遺風を漂わせています。

三重県熊野市有馬町130