安全対策のため現地参加人数が制限される中、数少ない現地参加枠として初めて参加させていただきました。(令和4年4月16日(土)~17日(日))

 開催前からナショナルコンファレンス・プレ行事として全国の各ブロック毎に企画された干菓子づくり、陶芸の魅力、着物のはなしなどなど楽しい行事が多く開催され、リモートの強みを生かし多数参加された方もいらっしゃいました。ブロックを超えた交流は本番前から始まっており、盛り上がりを感じました。

 本番は二日間のプログラムで構成されており、開会式前のお呈茶席では各ブロックそれぞれがお道具を持ち寄り華やかなお席でした。

 今までにないご宗家三世代が同時にご参加いただき、大宗匠のご講話、御家元とNIGOさんとの対談、若宗匠の青年部からの一問一答とスタイルを変えて、今の思いをお顔を見ながら伺えたことは、励みになり、楽しいお話しを伺えたことも貴重なものでした。

 全国ブロック展では準備段階が短い中、地域の特色を生かされた展示品やゲーム、体験コーナーなど設けられ、すべてを回ることは出来ませんでした。

 交流会ではグループ分けされ、他ブロックの方々と短いひと時ではありましたが、青年部ではどのようにして交流を深めているのかお話を伺えました。

 二日目は平成茶室にて現地参加者に向けの御家元は聴風席、若宗匠は看月席に分かれてお茶席を設けていただきました。

 どちらが欠けても空を羽ばたくことができない双翼を表し、共通して春秋棚でお心の籠ったお点前を拝見することができました。

 あっという間の二日間ではありましたが忘れられない思い出となりました。

 リモートとリアルの同時開催となったために準備も二倍以上の打ち合わせなどや作業量で大変なご苦労があった実行委員会の皆様、ブロック出向者の皆様方には感謝しかありません。

 お茶の楽しみ方や好きなものは人それぞれではあるが、お茶を通さないと接点の無い方々と共に集い学び楽しむことが出来たことは、準備して頂いた総本部やブロック関係者の皆様のお力のお蔭で無事に成功で終えられたことを体験し、お茶を通して人への思いやりを考えさせてくれる大切さを実感できました。